Profile
– 柳沢 美登里 –

 大学生のとき初めて、治せる病気で多くの世界の子どもたちが亡くなっていることを知りました。そのころ「まだ会ったことがない『隣人』を自分のように大切にする生き方」に心を動かされました。人々が自分の力を生かせるようにお手伝いをするとうれしくなります。だんだんと、現地の人たちの中で「誰もが大切で自分の力を生かせる社会」に変えたいと願う人たちに出会うようになり、協力しています。私たちがいろいろ差し出せるように、彼らから受け取るものがたくさんあることに気づきました。どこの国や文化の人とも、お互いに差し出しあって喜びがあふれる世界を願って活動しています。

Time line

1984

タイへ初めての海外訪問

初めてのバングラデシュ訪問

このときは、ここに11年半もいることになるなんて、夢にも思いませんでした。

1988
1990

国際団体を通して、バングラデシュへ

当時の人口1億人のうち80%の人がとても貧しく食料を買えずに苦しむバングラデシュに、国際団体を通して出かける。栄養失調児の回復センターで現状を学んだ後、都市のスラムの女性たちの間で生活向上グループ作りを運営して支援。

最貧解消のための活動

貧困解消のために活動する多くの現地の人たちに出会い、農村で差別を受けていた最貧困層向上のために始まった現地団体に参加して活動。

1996
2003

アジアの国々で今まで見過ごされていた人々の回復のため、「どの人のいのちも貴い」という考えで立ち上がった現地の人々の新しい働きを応援。

「声なき者の友」の輪設立

「声なき者の友」の輪の設立メンバーになる。生まれ育った社会で気づかないうちに身に着ける「ものの見方」のなかで、人それぞれの良さや地球環境を台無しにする見方を本来の持ち味を生かす見方に変えて歩む方法を、いろいろ試し壁にぶつかりながら追求中。また、世界の国々で、「ものの見方」を変えられた生き方を目指し、それぞれの文化に合ったやり方を探し試す仲間たちと協力。
2011年の大震災・原発事故以来、被災地応援を願うカナダの仲間たちと定期的に福島を訪問し、人々との交流や汚染土の行方から考え祈る集まりを継続。

2010
膨大な除去汚染土の一時集積場所を見学するカナダからの仲間。