特徴

砂漠の様な現代社会から森「共に喜ぶ世界」を目指して

FVI【Friends with the Voiceless International】って何?

その名前が示すとおり、FVIは「声なき者の友」となる人々が手を取り合って「輪」となり、日本や世界の、様々な 問題を抱える人々の必要にお応えすることにより、生きていて良かったと思えるような「共に喜ぶ世界」を実現することを 目的として活動しています。 「でも、似たような団体は他にもたくさんあるんじゃないの?」とおっしゃる方も、おられるかもしれません。 そのような方のために、FVIがどのようなことを願っているのか、「FVIが何であり、何ではないのか?」という、 他のNGOと少し違うユニークなポイントを挙げて行きたいと思います。

特徴1
組織体でなく、ムーブメントです。
FVIは、社会に説明責任を果たすために必要な最低限の手続きと決まりごとを保持しつ つも、組織体として成長、拡大する事ではなく、草の根のムーブメントを支援します。 ですから誰もFVIのために働くことはできません。「共に喜ぶ世界」を実現するために、 FVIを用い、参加していただくことができるだけです。
特徴2
偉い人はいません。
役割が異なることはあっても、FVIに関わる人の中に重要度の差はありません。
特徴3
ビジョンの形はひとつではありません。あなたもそのビジョンを造る担い手の一人です。
FVIは、「誰か偉い人」がビジョン・ステートメントを決定し、参加者全員がそれに従う、というトップダウン型のスタイルをとりません。このムーブメントに参加する方々が、市区町村単位で、または個人、小グループ単位でビジョンを定義していただき、そのビジョンへの取り組みを支援させていただきます。
特徴4
週40時間働く、10人のフルタイムスタッフを抱えるよりも、週4時間のボランティアをしてくださる100人の「エイジェント」と働くことを求めます。
FVIは全世界を視野に入れた大きなビジョンを持ちつつ、「大きなNGO」になることよりも「小さなNGO」としてとどまります。この矛盾するように見える二つの事柄を実現するために、「選ばれたエリート」による「特別な犠牲」よりもむしろ、私やあなたのような多くの人々の「小さいけれど尊い犠牲」を大切にします。あなたような方のお力が必要なのです!
特徴5
FVIはどのようなグループも排除しません。
「大きな方向性」と明らかに反する理念と行動原理で動いているグループ、個人でなければ、どのような思想、宗教、政治的立場、人種、国籍、団体の方とも共に働かせていただきます。多様性はFVIが大切にしている基本的価値観です。共に喜ぶ世界は、互いの違いを受け入れ、共に学び合う世界でもあります。
特徴6
私たちは「有給」のフルタイムスタッフを雇いません。
セルフサポートのスタッフは「カタリスト(触媒)」と呼ばれます。私たちはムーブメントの提唱者や牽引者ではなく、全世界の志ある人々が既に持っている情熱を呼びさまし、つなげ、支援する「触媒(カタリスト)」として働きます。
特徴7
私たちのリソースは人類の共有財産であると考え、オープンソースの原則で働くことを求めます。
「小さなNGO」でありたいと願うFVIは有形のリソースは多く持ちません。しかし、訓練マニュアル、訓練会の方法論など、無形のリソースについて、それは「知恵」という名の全人類の共有財産であり、特定の個人や団体に帰属するものではないと考えます。最低限の手続きは踏みますが、「オープンソースの原則」で皆さんとリソースを共有していくことを求めます。(郵送費、印刷代などの実費のみをいただく。)
特徴1
経済的基盤は、皆様からの善意の募金で成り立ちます。
FVIの財政は「公明正大、透明性」を原則とし、ボランティアエイジェントによって管理されます。集められた募金はムーブメントを維持するため、リソースの開発、交通費、通信費、セミナー開催費、事務所維持費などに充てられます。必要が満たされるよう皆様のご協力をよろしくお願いします。

FVIの働き