湯本さんはどうしてエチオピアの人たちを助けるようになったのですか?

わたしは子どものころから動物や大自然が大好きだったので、いつかアフリカのサファリへいきたいという夢を持っていました。20歳になったときに動物看護師になって、動物病院ではたらいていたときに、アフリカで食べるものがなく困っている人たちに食糧援助をする団体で働く日本の人たちと出会いました。その人たちの話から、エチオピアのストリートチルドレンといって、家族と離れ離れになって路上で暮らさなければいけない子どもたちの存在をしりました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

日本にも世界にはいろいろな問題がありますが、まだ小さな子どもたちが、家族や助けてくれる人がいなくて食事が毎日食べられなかったり、安全な場所で友達と楽しく遊べなかったり、学校で勉強できなかったりすることを想像すると、とても悲しく私にもなにかできないかなと考えるようになりました。

そこから私も一回エチオピアに行ってみよう思うようになって、日本で仕事をしてお金をためながら社会の経験を積んで、FVIが繋がっているエチオピアの人たちを紹介してもらい、26歳の時に初めてエチオピアにいきました。その時に、ストリートチルドレンの男の子たちや、生きるために苦しい仕事をしなければいけない若い女の子たちを助ける働きをしてきました。

それから9年間、この仕事を続けることができていています。
子どものころからの夢だったアフリカで、人の役に立てる仕事ができていることが私にとって大きな喜びで幸せを感じています。

Tags:

Comments are closed