• いちばん良く覚えているエチオピア人の友達について教えて下さい。

わたしは初めてエチオピアに行ったときに、エチオピアでストリートチルドレンと呼ばれる家族と一緒に暮らせない子どもたちを助けるボランティア活動をしていました。その時一緒に活動したエチオピア人の大学生たちのことをとてもよく覚えていて、今でも良い友達です。

初めてエチオピアでボランティアをしたとき。大ぜいの人の前で自己紹介をしました。

当時18歳~22歳だった大学生たちは、もともとストリートチルドレンの男の子たちでした。まだ子どもだった5歳~10歳くらいの時に、家族が死んでしまったり、虐待といって暴力を振るわれたり、生活するためのお金がなかったりして、家族と家で暮らすことができなくなってしまいました。生きるためには、一人路上で生活しなければなりませんでした。そのような苦しい中で、そのような子どもたちを助ける仕事をしている団体の大人たちに助けられて、10歳くらいから大学を卒業する22~24歳くらいまで施設で暮らしていました。彼らの将来の夢は、ストリートで暮らしながらつらい思いをしている子どもたちがエチオピアからいなくなるための仕事をすることでした。その夢に向かって、一生懸命に勉強したり、ボランティア活動をしていました。

活動の内容は、自分と同じような経験でつらい思いをしている子どもたちを助けたいと言って、ご飯をもって夜の街へ出ていき、路上にいるこどもたちとおしゃべりして友達になったり、ご飯を食べていない子に食べさせてあげたりするものでした。

プログラムの参加者たち

彼らが路上で子どもたちに声をかけて、話を色々聞いてあげていました。最初は不安そうだった子どもたちの顔はどんどん明るくなっていったのを覚えています。

28歳~30歳くらいになった彼らとは今でも良い友達で、一緒に子どもたちを支える活動をしています。困っている人を幸せにできることは何だろうと考えながらエチオピアに行ったら、最高の友達に出会えました。からしくんも大人になって夢や大切にしたいことに進みながら、すてきな友達と出会ってほしいなと思います。

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