• 今までで一番、海外で困ったことは何ですか?

 鉄道マニアのからし君は、飛行機に時々乗るのかな?

 

 私が一番困ったことは、インドの空港に到着したときに起こりました。今まで、この体験がどれほど大変か聞いてはいたけれど、ついに!私の番がきたのです。

成田空港で預けた荷物が到着地で出てこなかった・・・事件です!!

 到着したのは夜10時半過ぎ。旅行用スーツケースが次々にベルトコンベアの上を回り、一つまた一つと持ち主の手元に戻っていきます。「私の荷物は?」まだ見当たりません。だんだん不安が増してきました。「誰かが間違えたのかな?」

 とうとう荷物がなくなって、ベルトコンベアはスーッと停まりました。「私のスーツケース・・・出てこなかった!」 持ち主が現れていない荷物のところで、なんども確認しました。ありません。そういえば・・・。

 成田で出発便が離陸までの順番待ちの長い列に巻き込まれたっけ。やっと離陸した時、乗り継ぎ便に乗れるかなと不安を感じました。幸いにも、乗り継ぎ便は到着便と同じ区画からの出発で、私は搭乗中の人たちの列の後ろに滑り込み、乗り込んだのです。セーフ!!

でも私の荷物は、間に合わなかった・・・?

荷物紛失担当の係の人を探しました。もう一組の家族が荷物の数が足りないと騒いでいます。係の女性から紙を渡されました。連絡先の宿泊住所と電話番号を書いたあと、長い間、待たされました。もう忘れられたのかも。トホホ・・。日付が変わったころ、彼女は現れて「次の便で来ると思う。24時間後ね。夜遅いから明日は届けられない。」と説明しました。

 日付が変わり、人がいなくなった空港内はガランとしていました。空港の外で心配していた迎えの人と会い、午前1時すぎ(時差があるので、日本時間は午前4時半‼)に宿泊先に到着しました。もう、頭は全く回りません。もう寝るしかない。

そこでハタと気づきました。歯磨きセットも預けた荷物の中!「歯も磨かないで寝るなんて!」貴重品は持ち込み荷物の中にいれてましたが、持ち込みに条件がある液体・ジェル状のものは預ける荷物の中。今頃、乗り継ぎ国の夜空の下、ポツンと荷物置き場に取り残された私のスーツケースの姿が浮かんできます。それにしても、真夜中に近所で店を開けているところなどありません。

 

 海外に出かけるときは現地で一から調達する時間を考えて、身の回りでいつも使うもの一式をスーツケースに入れて移動していました。それらがないときの困りよう・・・。

 からし君は旅行のとき、手元になかったら困るものは何だと思いますか?

 旅に出るって、本当に必要なものを確認するときだなあと気づいた、私の「困った」体験でした。

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